地域福祉センター北吉津では、ご利用者の方の強みを生かした役割を担っていただけるような取組みに力を入れております。
4月はお釈迦様の生誕月ということもあり、仏教に精通されているAさんのお力をお借りすることになりました。その方は地域福祉センター北吉津のご利用者で、長年独学で仏教を学び僧侶の免状をお持ちの方でした。
「もしよろしければお釈迦様の日にちなんで、みなさんにお釈迦様のお言葉に関するお話でもさせていただければ……。」との申し出を頂いたのがきっかけで、「仏教講話」の時間を設けることになりました。
自ら所持している法衣を持参され、当日来られているご利用者の方々に、お経に書かれた言葉にまつわるお話をしていただきました。
話に聞き入るご利用者の方々は、ある人はうなづきながら、またある人はじっと話し手を見つめながら、お話に耳を傾けておられました。
「まだまだ私にもお役に立てることはたくさんあるんですね。」と講話の後、Aさんはすがすがしい表情でそう語っておられました。