このたび地域福祉センター北吉津をご利用している方の次男で、作詞家の高原晃様より地域福祉センター北吉津の歌を作詞していただきました。高原様は普段、首都圏で活躍されており、福山在住の母親とは遠く離れて暮らしています。
今回作詞して頂いた歌に曲をつけたいと考え地域の方々に相談したところ、作曲は今すぐには難しいが「リンゴの歌」のメロディにぴったりと合うと教えていただきました。
「リンゴの歌」であればほとんどのご利用者が歌える曲でもあり、高原様のお母様をはじめ、ご利用者の皆さんと職員とで合唱させていただきました。
なじみの曲に合わせ、自分の息子が作った歌を歌いながら、「あの子も遠くの地で元気で頑張ってるから、私も頑張って長生きせにゃいけんな」と涙を浮かべつつも力強く語っておられました。
親子離れていても、住み慣れた地で希望を持って生きていけるようスタッフ一同力を合わせてお手伝いしていきたいと思います。
皆で合唱した時の動画です。 引き続き、作曲して頂ける方も募集中です!
ご利用者(中央)と職員 |
「希望の唄」 〜地域福祉センター北吉津の歌〜
作詞 高原晃
古(いにしえ)の街 見下ろす丘の
上に立ち 明るく結ぶ
心と心 笑顔の輪
あーあー地域の絆 北吉津
我ら希望の一里塚
褪(あ)せることない 記憶の陰に
夢乗せて 未来へ馳(は)せる
胸の高鳴り いつまでも
あーあー地域の絆 北吉津
我ら仲良く元気よく
輝く朝日 体に浴びて
明日(あした)への 夢を語らう
弾ける笑顔 永久(とこしえ)に
あーあー地域の絆 北吉津
我らがつなぐ 掌(たなごころ)
あーあー地域の絆 北吉津
我らがつなぐ 掌(たなごころ)
2016年3月7日、鞆鉄道株式会社様のご協力により「鞆の浦で鯛を食べたい」と希望されるご利用者の希望を叶える事が出来ました。
鞆の浦に住んでいた時があり、引っ越し後もバスで鞆の浦へ行っては好きな鯛を食べる事を楽しみにされておられました。
移動に介助や車椅子が必要となってからは外出の機会が減り、たびたび「鞆で鯛を食べたい」と希望を口にされていました。
そんなご本人の想いを鞆鉄道株式会社様にお伝えしバスの乗り降りを手伝ってほしい旨を相談したところ、「それならば車椅子対応型の車両があるので、その方の乗る時間に合わせて、一般の人も乗る路線バス(トモテツバス)」を車いす対応型車両に変えましょう」と提案して頂きました。
好きな場所で好きなものを食べる。馴染みだった店のメニューから食べたいものを選び、完食され、満足された様子でした。
今回の事を契機に、誰もがその人らしく過ごせる社会へと変革していけるよう、地域の方々、団体、企業などの地域資源へと働きかけを継続していきたいと考えています。