2018/10/31 12:37:05
今年も、地域の皆さまのご協力をいただき仁伍音楽祭2018を開催することとなりました。
ご利用者の皆様と一緒に、合唱やダンス、三線、舞踊などで、音を通じて楽しんでいただきたいと思います。多くの皆さまのご参加をお待ちしております。
日時:2018年11月11日(日) 10:00〜13:30 雨天決行
場所:地域福祉センター仁伍
にご広場
福山市木之庄町四丁目4番28号
電話:084-973-0832
<出店>
焼き鳥、うどん、おにぎり、チキンナゲット、チュロス、お菓子、飲み物
<催し物>
歌(仁伍ニコニコ合唱団)、鼓草(三線演奏)、フォークダンス、仁伍楽団(歌・演奏)、一期一会会(舞踊)、バザー、つまみ細工作り
2018/06/25 08:34:31
仁伍にてご利用者の役割として調理下ごしらえをして頂いている際にA氏の目がよく開き、良い表情をされました。片麻痺で現在動かすことの出来る方の右手は、元々利き手ではないですが、集中してこなされれます。日数を経て関わりの中で本人の表情から少しずつ得意な事が見つかりました。かつての職業は貨物船の船乗りとのみお聴きしていましたが実はその後に喫茶店と食事処を40年以上経営されておられ、調理や顧客のおもてなしなどされていたそうです。長年のご経験の中でも一番こだわっていたのが、コーヒーの淹れ方で、道具や豆のブレンドもA氏のこだわりがあり、ネルのフィルター以外は絶対に使わなかったそうです。先日、久しぶりに愛着のあるお店の調理場に入り、料理の下ごしらえをし、こだわりのコーヒーを淹れ、息子様ご夫婦とお孫様たちを迎え、振舞われました。久しぶりに店で皆が揃い、会食をしながら息子様の子どもの頃や当時のA氏のこと等で話に花が咲きました。
元気だった頃は毎日ここに居たA氏。今では叶うと思っていなかった事が再現出来、「もっとここ(調理場)に居たい。」と想いを述べておられました。
2018/05/14 08:29:43
プラスチックトレーやペットボトル、キャップを地域の方々から当事業所に届けてくださり、それを仕分ける作業をご利用者に役割として担って頂いております。
回収し、仕分けたプラスチック類は地元企業のエフピコ様にリサイクル素材として定期的にお届けしています。
昨年度、回収に協力した事に対して届け先のエフピコ様より感謝状を頂戴いたしました。
写真の職員は、日頃より率先してご利用者と関わらせて頂き、この活動に参加している後藤寛人です。
今後とも引き続きご利用者と役割を担っていきたいと張り切っております。
プラスチックトレーなどご提供くださっている地域の皆様にも感謝の意を申し上げます。
2018/04/19 21:09:00
若葉萌える好季節となり、今年も恒例となった鯉まつりを開催させていただくことになりました。
毎年、地域住民の皆様、ご利用者・ご家族様の協力をいただきながら、盛大な賑わいを見せております。
ご利用者も、まつりでの発表の練習をされながら、職員と一緒にまつりまでの日を数えております。
空高く舞う鯉のぼりと共に、皆様のお越しを心からお待ちしております。
日時:2018年5月6日(日) 10:00〜12:30 雨天決行
場所:地域福祉センター仁伍(事業所内)・ にご広場
広島県福山市木之庄町四丁目4番28号
<出店>
たけのこご飯・れんこんコロッケ・チキンナゲット・焼き鳥・綿菓子・飲み物
<催し>
仁伍ニコニコ合唱団・こどもえんつくしの発表・楽友会(ハーモニカ演奏)・三線演奏・鯉のぼり小物づくり・慶応大生による催し
・キッズスペースあり
・足湯(無料)
電話 084-973-0832
2018/04/16 16:41:03
― 気掛かりだった亡きご主人・ご両親のお墓へ、自分の足で行く事が出来ました ―
「主人の墓参りに行きたい。」と口にされ、続けて「以前はよく行っていた。」と、A様は何年も行く事が出来ていないお墓の事を気にされていました。
この事を口にされた頃のA様は、体調が非常に悪く食事も殆ど摂れず、歩く時も体重の殆どを介助者に任せて歩く程、体力が衰えていました。また、目の手術後間もなくで手術前よりは少し見えるけれど、手元のご飯もあまり見えない時もありました。本人の願望により、元気だった頃なら行きたい時に行く事の出来た墓参りをまた実現しようということになりました。
「気になっていたお墓に行ける」と期待して過ごすA様は日に日に体調面や精神面に大きく変化が現れました。食事はほぼ毎回完食され、介助者の手引きで歩行が出来、職員の顔の表情が変わるとすぐに反応される程に目が良く見えるようになられました。
墓参りと同時に、過去のわだかまりが原因で十数年会っていない弟様にも会いたい、実家の仏壇にも手を合わせたいという願望も口にされ、妹様のご協力により墓から近くの実家に住まれる弟様に会いに行けることになりました。
当日はいつも通られていた道を通り、桜や地元の饅頭を楽しむなど、以前されていたのと同様な過ごし方をして墓に向かいました。道中の飲食店ではいつもの3倍以上の食事量を召し上がられる程、嬉しさが溢れていました。
墓に参り、念願が叶い、「また来れるとは思わんかった。」「次は墓の周りを掃除しに来たい。」と仰いました。
その後、実家に寄ると、長年の凝りがまだ残っておられる様子の弟様はしばらく沈黙でおられましたが、嬉しさで終始微笑むA様を見られ徐々に様子が変わり、最終的には「また来いや。」と言われました。
数カ月前までは、ご両親がまだ生きているという錯覚になられ、夜中にお父様やお母様を探しに行かれることも度々ありました。墓参りに行こうという話が出た頃も、自宅に帰ると「お父さんただいま。」と言われることもありました。
この度、実家の仏壇に手を合わせられてからは、「お父さんはとうに亡くなったよ。」とご本人から言われます。御両親が亡くなられたという現実も自然に受け入れられているご様子です。
福山駅を北へ大きな寺や神社の間を縫うように10分程歩いた所に地域福祉センター仁伍があります。この“仁伍”という名前はセンターを開設させて頂いている町内の地名です。“仁”は、親しむ、人の心。“伍”は、仲間になる、交わる。という意味があり文字通り、人の交わりを大切にした地域です。
介護が必要となった高齢者(主に認知症高齢者)が、今までの人間関係や生活環境をできるだけ維持できるよう、「通い」を中心に「訪問」「泊まり」の3つのサービス形態が一体となり、24時間切れ間なくサービスを提供できるのがその大きな特徴です。