「通って、泊まれて、家にもきてくれる」「住み慣れた家で24時間365日の安心」「臨機応変な対応、自立支援、医療の安心」特定非営利活動法人 地域の絆

Googleサイト内検索
NPO法人 地域の絆

NPO法人 地域の絆

中島康晴

地域の絆 代表理事 中島康晴

読解力よりも説明力を!

2010/01/11 12:00:00  社会全般
今年も仁伍町内会では、とんどの組み立て準備が行われました。多くの住民が一致団結し、とんど火祭りの当日に備えます。組み立てが完成すると、近隣の保育園児や、小学生の見学先へと広場が変貌します。今でも、これからも、自治会の誇りであり続けることでしょう!
 大学の恩師より、先輩から新入生に向けての原稿依頼を頂戴し、草稿を過日お送りした所です。大学に入ったばかりの新入生に何を伝えるべきか、自身の経験をもとに助言をしてやって欲しいとのご依頼です。約2400字程度の原稿でしたが、言いたいことを一言で言い表すならば、「読書は馬鹿者をつくり、作文は正確なる者をつくる」(フランシス=ベーコン)となります。
 受験勉強に偏重した今の教育、少なくとも私の経験では、試験の問題となっている文章や、教科書に書かれた文書の意味を的確に読解し、要約する能力が強く求められていたように感じています。国語や社会に関わらず、的確に読解・要約することが評価の対象になっていたかと記憶します。私などは、自分の意見がとめどなく溢流し、それを思いとどめることができず、その考えを解答用紙に書ききれず苦慮したものでした。無論、専ら良い点数を頂いた記憶はありません。
 そのことを僻んで申し上げるのではありませんが、社会人として、もしくは、もう少しマクロの視点で国際競争に「負けない」強靭な社会人を育成するには、読解力を研ぎ澄ますよりは、自分の意見を他者に説得力を持って伝える力、説明力を向上させる必要性を感じています。如上の教育カリキュラムの「成果」もあってか、読解力はあるが、説明力に欠けている人が日本人には多いようです。特に、自分の思いや、考えを、自分の言葉で他者に伝えることが不得手な人が多いのではないでしょうか?
 であるからこそ、読書をするという受け身の勉強よりも、作文をする能動的な取り組みの重要性を、フランシス=ベーコン氏は言われていたのだと推察しています。もちろん、読書は自身の人格形成には欠かせない営みですが、それは、何を学びたいのか?どのような人間になりたいのか?自身の問題意識が確立していることで、更に大きな学びが得られることが前提ですから、やはり、その基礎には、自身の考えや思いが確立しておらねばなりません。であればこそ、読書より、作文を・・・。となります。
 そして、勉強や、学問とは、次のことをもって理解するように、説明しました。他愛のない、センパイの戯言かも知れません。
 「大学は、『自分の考えを確立する場』であると考えています。他者の考えを参考に、自分はどう考えているのか、自分の声に耳を傾ける勉強です。
 それは、高校まで学んできた偽勉強ではなく、真なる勉強です。なぜなら、勉強は全ての人が幸せになるためにするものです。勝ち負けを競い、誰かを蹴落としたり、蹴落とされたりするものでは断じてありません。全ての人が幸せになることは、非常に困難な課題ですが、それを成すために考えるのが勉強であり、学問であると私は考えています。多少の犠牲はやむを得ないのではなく、多少の犠牲も許さない、そんな生き方をするための勉強です」。
 

この記事にコメントする

名前※
メールアドレス
タイトル※
コメント※
添付画像
中島康晴 特定非営利活動法人 地域の絆 代表理事
1973年10月6日生まれ。大学では、八木晃介先生(花園大学教授・元毎日新聞記者)の下、社会学を中心に社会福祉学を学ぶ。巷で言われる「常識」「普通」に対しては、いつも猜疑心を持っている。1億2千万人の客観性などあり得ない事実を鑑みると、「普通」や「常識」は誰にとってのそれであるのか、常に思いを巡らせておく必要性を感じる。いわゆる少数派の側から常に社会を捉え、社会の変化を促すことが、実は誰もが自分らしく安心して暮らせる社会の構築に繋がると信じている。
主な職歴は、デイサービスセンター生活相談員、老人保健施設介護職リーダー、デイサービス・グループホーム管理者。福祉専門職がまちづくりに関与していく実践の必要性を感じ、2006年2月20日特定非営利活動法人地域の絆を設立。学生時代に参加した市民運動「市民の絆」の名前をヒントに命名。
カテゴリ
<<2010年01月>>
MonTueWebThuFriSatSun
123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
最新エントリ
最新コメント
ブログリスト
当サイトで使用されている全ての画像および文章を無断で複製・転載・販売することを堅く禁じます。
すべての内容は日本の著作権法及び国際条約によって保護を受けています。
Copyright 特定非営利活動法人 地域の絆 All Rights Reserved.

▲