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NPO法人 地域の絆

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中島康晴

地域の絆 代表理事 中島康晴

「排除の構造」が顕在化してきた時代

2009/06/28 12:00:00  社会福祉
今年の夏も、地域福祉センター仁伍ではキャンプ体験を行います!
 現在私は、県立広島大学の大学院に通っております。ケースマネージメントの研究を行うのが目的ですが、多くの先生方より、たくさんのご示唆をいただき刺激の多い毎日です。
 障害学の横須賀俊司先生のお話の中で、江戸時代に知的障害者は存在しなかった旨のお話がありました。当時は、読み書き計算ができる人の方が圧倒的に少なかったからです。そして、先生は、近代化が進むにつれて、資本主義の論理が導入されてから障害者を「収容」する排除行動が見られるようになったともおっしゃられました。
 一方、久しぶりに大学の恩師である八木晃介先生の講演を過日拝聴しました。被差別部落が急速に貧困に陥ったのは、近代化が進んでからだとの話がありました。
 お二人のお話を合わせて考えると、排除の構造は、資本主義やそれにまつわる競争原理が、少なくともその一因であることがうかがえます。
 小泉政権以降の新自由主義という名の、超競争原理社会が、現代の「排除の構造」と如何なる相関性があるのかを、私たちは注視せねばならないのかも知れません。
 なぜなら、私たち社会福祉専門職が目指すのは、排除ではなく、包摂だからです!

Date 2009/06/28
中島康晴 特定非営利活動法人 地域の絆 代表理事
1973年10月6日生まれ。大学では、八木晃介先生(花園大学教授・元毎日新聞記者)の下、社会学を中心に社会福祉学を学ぶ。巷で言われる「常識」「普通」に対しては、いつも猜疑心を持っている。1億2千万人の客観性などあり得ない事実を鑑みると、「普通」や「常識」は誰にとってのそれであるのか、常に思いを巡らせておく必要性を感じる。いわゆる少数派の側から常に社会を捉え、社会の変化を促すことが、実は誰もが自分らしく安心して暮らせる社会の構築に繋がると信じている。
主な職歴は、デイサービスセンター生活相談員、老人保健施設介護職リーダー、デイサービス・グループホーム管理者。福祉専門職がまちづくりに関与していく実践の必要性を感じ、2006年2月20日特定非営利活動法人地域の絆を設立。学生時代に参加した市民運動「市民の絆」の名前をヒントに命名。
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