本日の新聞の見出し「定額給付金、130万世帯申請せず 190億円が国庫へ」(朝日新聞2009.12.6.)に目が留まりました。
「景気対策として打ち出された総額約2兆円の定額給付金の対象約5500万世帯のうち、約130万世帯分の申請がなく、金額にして予算の約1%、190億円強が国庫に戻ることが、総務省のまとめでわかった。(中略)申請がなかった約130万世帯は、給付金の趣旨に反対で申請しなかったか、自治体が転居先をつかめず申請書が届かなかったなどの理由が考えられるという。(中略)一方、朝日新聞の調べでは、政令指定市と県庁所在地計50市のうち13市が『使い道が決まっていないなら』『受け取る意思がないなら』などと住民に寄付を呼びかけたが、全体としてはうまく寄付が集まらず低調だった」。
ちなみに、私はこの約1%の市民でした。お金に困っていない訳では毛頭ございませんが、「政策の趣旨に賛成できないから」と備考欄に記載し、受け取りを拒否した次第です。国を挙げての財政難の時代に、2兆円もの資金がいかに使われたのか、そのことに対する検証を是非ともお願いしたいものです。
2兆円あれば何ができたでしょうか?特別養護老人ホームや、グループホーム等の整備不足が声高に叫ばれている中、それらを幾つ整備することが出来たのか?劣悪な耐震構造の小中学校の改築等の整備がどれ程すすんだのか?また、このような投資は、未来に繋がるものであり、一時的・機会的なものではありますまい。
それにひきかえ、今回の定額給付金は、「焼け石に水」と化してしまったのではないでしょうか?だとすれば、2兆円の「水」は、あまりにも大時代な浪費であり、かつ、そのつけは私たちへと還元されることとなります。
一人当たりにとっては、少額であっても、それを束ねると2兆円もの超大金となります。それを、有効に運用することが政治の務めです。その2兆円を、社会的ニーズの高い分野に有効に投資することが、政治の役割かと存じます。それを、拒否した今回の政策には、やはり、賛同はできません。
この機会に、是非とも振り返りの検証をお願いしたいものです。2兆円の「水」が蒸発する光景など、2度と目にしたくはありません。