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NPO法人 地域の絆

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中島康晴

地域の絆 代表理事 中島康晴

熊本市への訪問

2011/01/10 12:00:00  社会全般
 限られた時間の中で、熊本市内を昼夜散策させてもらっての些細な気づきを書き留めておきます。

 熊本市の人口は725,466人(2010年12月1日現在)ですが、その割にお店や、道路・アーケードの幅が広く取られており、人口以上の賑わいを感じました。地元の方に伺えば、多くの方は車で30分~40分圏内の市外に住んでいて、週に3回も4回も市内に出られるそうです。だから、人口の割に店舗数が多くても賑わいを見せているのかも知れません。

 熊本城は圧巻でした。市街地のすぐ隣に広大な敷地を有しています。市民がこの城を大切にされていることを痛感しました。他の都市では、市街地活性化を優先し、城内の敷地を開発しているところも多く見受けられます。長期の視点に立てば、どちらが住民のため、まちのためになるのか、熊本市民の取った行動は正しかったと言えそうです。

 広島市内と同様に、熊本でも路面電車が走っていました。タクシーの運転手さんは、「路面電車のおかげで、走りにくい」と言われる方もいらっしゃいましたが、まちづくりにはとっても最適な交通手段であると認識しております。地下鉄と比べると、上下移動が無いことから高齢者にも優しい乗り物と言えます。

 滞在中のホテルでは、水道水を飲んで過ごしました。熊本県内は、水道水の殆どが地下水であり、ミネラルウォーターとして美味しく飲む事が出来るとのことでした。その土地土地に行ってみなければ、その土地の財産は認識できないものです。熊本県民にとっては当たり前のことであっても、よそ者から見れば、そこに重大な財産があることが分かります。これこそが、地域の持つ力なのでしょう。

 食事や街並みを取っても、福岡や佐賀とは異なった独自の文化があることを認識し、感化されながら福山に帰ってきたところです。



開発中の熊本駅。高層マンションが建設中でした。福山と同じですね。

高齢者にも優しい路面電車が走る熊本市内。

賑わうアーケード。

店舗数はかなり多いと感じました。

Date 2011/01/10
中島康晴 特定非営利活動法人 地域の絆 代表理事
1973年10月6日生まれ。大学では、八木晃介先生(花園大学教授・元毎日新聞記者)の下、社会学を中心に社会福祉学を学ぶ。巷で言われる「常識」「普通」に対しては、いつも猜疑心を持っている。1億2千万人の客観性などあり得ない事実を鑑みると、「普通」や「常識」は誰にとってのそれであるのか、常に思いを巡らせておく必要性を感じる。いわゆる少数派の側から常に社会を捉え、社会の変化を促すことが、実は誰もが自分らしく安心して暮らせる社会の構築に繋がると信じている。
主な職歴は、デイサービスセンター生活相談員、老人保健施設介護職リーダー、デイサービス・グループホーム管理者。福祉専門職がまちづくりに関与していく実践の必要性を感じ、2006年2月20日特定非営利活動法人地域の絆を設立。学生時代に参加した市民運動「市民の絆」の名前をヒントに命名。
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