現在私は、県立広島大学の大学院に通っております。ケースマネージメントの研究を行うのが目的ですが、多くの先生方より、たくさんのご示唆をいただき刺激の多い毎日です。
障害学の横須賀俊司先生のお話の中で、江戸時代に知的障害者は存在しなかった旨のお話がありました。当時は、読み書き計算ができる人の方が圧倒的に少なかったからです。そして、先生は、近代化が進むにつれて、資本主義の論理が導入されてから障害者を「収容」する排除行動が見られるようになったともおっしゃられました。
一方、久しぶりに大学の恩師である八木晃介先生の講演を過日拝聴しました。被差別部落が急速に貧困に陥ったのは、近代化が進んでからだとの話がありました。
お二人のお話を合わせて考えると、排除の構造は、資本主義やそれにまつわる競争原理が、少なくともその一因であることがうかがえます。
小泉政権以降の新自由主義という名の、超競争原理社会が、現代の「排除の構造」と如何なる相関性があるのかを、私たちは注視せねばならないのかも知れません。
なぜなら、私たち社会福祉専門職が目指すのは、排除ではなく、包摂だからです!
昨日から軽井沢に来ています。さわやか福祉財団の安部博先生が主催されている「09チャレンジQ 軽井沢“心隣浴”セミナー」に参加させて頂くためです。全国から三十名の方が参加され、また新たな出逢いの場となりました。野外での演習も、非常に示唆に富むものがありましたが、私はQシートを使ってのご説明の中で、『人間は同時に七つまでは考える事が出来る』旨のお話が頭に残りました。また、文字の字数は五、七、五のリズムで、十七文字までが、人の頭に残りやすい事や、『良い質問は、正しい答えを出すより価値がある』といったことを習いました。
法人理念の行動レベルへの落とし込みの方法として活用したいと思いました。